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当蔵元のある越後高田で、味噌といえばお味噌汁にしたときに米糀がふわりと浮く『浮き糀味噌』。なぜ贅沢な浮き糀みそが生まれたのか、諸説ありますが、一番大きい背景は、美味しいお味噌づくりにかかせない『糀』を作るのに麦は使わないで米を贅沢に使うという、米どころの味噌屋の気概でしょう。
当地で『麹』より『糀』の字が普通に用いられているのも、そのあらわれなのかもしれません。 |
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当蔵元の味噌も越後高田伝統の流れを組む浮き糀みそです。
『雪の花』の名の由来は、味噌汁にしたときにお椀に舞う糀が、まるで白い雪のようにきれいだと感嘆した東京のお客様が名付けてくださたことから。
白く漂う米麹は、花びらが舞うように散る雪を連想させます。お椀に『雪の花』を咲かせるのは、伝統の職人技です。
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本来、味噌は『料理の名脇役』であるべきと考えております。
それは味噌そのものが独特の深い味わいと風味を持ちながらも、でしゃばらず、料理の素材の持ち味を生かすこと。そしてさらに一体となって旨さを引き出すことこそが、味噌本来の役割だと考えるからです。
毎日使っていただく味噌だからこそ、食べ飽きしない本物の味を味わっていただきたいのです。
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